Dec
27th
Sun
27th
僕は、正直、浮浪者が怖い。沈黙しているからだ。以前、天神で、浮浪者達が、「仕事をくれ!」みたいな活動をしていて、ギターで歌ったり、ビラを配ったりしているのを見たことがあるけど、あの浮浪者は、全然怖くなかった。可哀想だな、と思うことが出来た。もしも浮浪者のおじさんが、僕に詰め寄ってきて、人生の辛さを涙ながらに語ってくれたら、僕はそのおじさんに心から同情できると思う。でも黙ったまま、虚ろな視線を宙に遊ばせ、寝転んでいる浮浪者には同情できない。怖い。圧倒される。彼の後ろに、僕なんかじゃ到底想像できないほどの、生きることへの切実な姿があるような気がする。ごめんなさい、と無条件に謝りたくなる。嫌だ、関わりたくない。